和歌山でヤシを立てる
2025年7月11-12日

梅雨明けから7月9日まで主に晴れ、チベット高気圧と太平洋高気圧が重なって7月前半としては異例の暑さが続く 

京都の最高気温38℃、和歌山南部32℃
10日から暫く雨の予報で戻り梅雨とも 小雨が降ったり止んだり、時折強く降って作業中断したり

今回の目的は雑草対策です
前回耕運機で耕した場所 2週間経過であまり生えてない

再び耕運機で耕す 
駐車場も雑草だらけだったので耕やした

ここは砕石が敷いてあるので比較的生えにくい環境 ランナーで増えるタイプの雑草は完全に抜くことができず土を掘り起こすことに

コメヒシバ 掘り起こしてみるとびっしりランナーが張っていた 千切れたランナーからまた増えるので丁寧に拾っていきます

セクション3の様子

ネットが無い部分のトウモロコシは全部食べられています

柵の外にトウモロコシの根の部分だけ落ちていた

大鉢は次回に地植えします

12日 朝雨がぱらついていましたが日中よく晴れました

ホームセンターでブロックとバラスと培養土と赤玉土を購入
出発前ホームセンターコーナンへ行ったらアサイーヤシがあったので買って持ってきました

栄養価の高いアサイーベリーを実らせるヤシとして有名 観葉植物としてはかなり珍しい

アサイーヤシとして有名なのは Euterpe oleracea(エウテルぺ オレラセア)と Euterpe edulis(エウテルぺ エデュリス)
このオレラセアは耐寒性が弱いほうのアサイーで、クライメートゾーン10a エデュリスはやや強くゾーン9b 京都の温室で地植えしていました

ゾーン10aの植物は、メジャージェンキンズパームとオニラヒパームが越冬できました。
ハリケーンパームは越冬できませんでした。ハイビスカスは道の駅くしもと橋杭岩で地植えされています。

セクション1

昨日の雨でマナンベヤシの槍が展開しました


タピアンを植えました

初のグランドカバー植物、どんな広がり方をするのか試しに

前回植えたヤシは順調です


おにやんま君

小さなヤシはバッタの食害で致命傷を受けます。バッタにとってトンボは天敵なので寄せ付けない効果を期待して

結束バンドで木の枝に固定して地面に刺しています

セクション2

前面のレイズドベッドの空いてる部分に培養土+赤玉土の水はけの良い用土をたっぷり入れてオニラヒパームとバコナパームを植えました

遮光ネット内

前回ブルーシートを敷いていたので雑草は生えてこなかった 防草シートへ切り替え
左右のヤシが成長したらフレームを外してトンネル木陰をつくってみたい

両サイドの斜面

ここで勢いがある雑草はオヒシバ、コニシキソウ、カタバミ、ヤマノイモ、ナルトサワギク

草によってそれぞれ抜き方があって、ナルトサワギクは抜くのが簡単で、コニシキソウとカタバミは難しい、
イモ類は結構深く掘らないと途中で切れてしまう、イネ科は小さいうちは簡単で成長とともに厄介になる

階段状の花壇 次回はここに植えます。

南側

ソルゴーは柵の外側の葉が鹿に食べられて、未通電のワイヤーの外の葉は残っている。一度痛い目みたと推測。

前回耕運機で耕したおかげで雑草が少ない ソルゴーの隙間の雑草も抜いて防草シートとバラスを

セクション2は1m単位の直線で構成されているのでスムーズに作業ができました。

防草シートとバラスの組み合わせ
メリットは、防草シートの劣化防止と、バラスの重さでシートが飛ばないこと シート押さえが刺さりにくい石が多い場所に有効です。
デメリットは、バラスに根を張ってでも生えてくる草がある 抜くのは簡単になります
今回の作業は以上です。

以下は雑記になります

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自治会より理事(ヤシ担当)に推薦していただきました。正式には9月に行われる総会での採決になるのですが
まずは地図の学習を兼ねてパトロールに出発

黒潮椰子園は入ってすぐの場所なので全体を回る機会がなかった

見事なシルバーリーフのココスヤシ 数百本あります。

大きな木の生えていない岩盤のココスヤシはコンパクトに育っている印象

樹木に遮られていないので葉は徒長せず健康的
花をつけています

沢山の実が道路に落ちる問題も

これは幹が2/3ほどえぐれて倒れそうだったココスヤシ 自治会の山本さんが伐採してくださいました

生長点が死んでいて高い幹だけが残っているフェニックスとココスヤシ6本を報告しました。
寿命か、病気か、害虫によるものかわかりません。ヤシの致命的な害虫はヤシオオオサゾウムシの他にPalm moth(ヤシ蛾)がいて、
南米原産のPaysandisia archon(ペイサンディシア・アルコン)はヨーロッパに侵入して問題になっていて、日本でも帰化する恐れがあります。
また、ワシントニアの幹を食害する甲虫Dinapate wrightii(ダイナパテ・ライトイー)など、これらはPalm Borer(ヤシに穴をあける虫)といわれます。


標高について、地理院地図から調べてみます。これはグーグルマップ。ラベルの外し方は、レイヤー/詳細/ラベルのチェックを外す

@国道42号線交差点 標高39メートル  A別荘地入口ゲート 標高100メートル  B黒潮椰子園 標高103.7メートル

南端の地点Cへ続く道

ゆっくり下りないと危険!崖下へ真っ逆さまですよ

南端の地点C 標高62メートル


東の地点Dへ続く道


地点D 標高109メートル 潮岬観光タワーよりも高い

右に見える黒いログハウスEの地点 標高80メートル

災害時には道路の寸断や断水になる可能性があります。自治会全世帯分2週間賄える貯水タンクと非常食の備蓄があるそうです。
災害支援は人口の多い地域から優先になるでしょうから、自身も支援できるようにオフロードの自動二輪車が欲しいところです。

今回 お寿司とアイスクリームをご馳走してくださった小野さま
とれたての川エビの素揚げと畑のお野菜をご馳走してくださった柳田さま
いつも周りを奇麗にして下さっている大山さま、山本さま
ありがとうございました


アマガエルが増えてきたと思ったら雨が降ってきた。

作業を中断して雨宿りがてらドライブに 
すさみ南IC出て国道42号の道の駅が見えていたのですが、朝と夜中しか通ったことがなく以前から気になっていました

道の駅すさみ

 エビとカニの水族館

なにこのかわいい生き物

カラッパ 
カラッパとはインドネシア語で「ヤシの実」を意味する
丸くて大きな甲羅を持ち、その中に脚やハサミを隠すように畳む姿が、ヤシの実を半分に割ったように見えることから

モンハナシャコ

貝殻を割るパンチによって水が冷たいまま沸騰するという「キャビテーション」現象が起こる
色覚が非常に優れていて、人間が3原色とするのに対して12原色を知覚できるという


世界最大の節足動物、タカアシガニを触れます 朝虫よけスプレーしていたので触っていませんが

オオグソクムシもちょっと触れてみたかった
とにかく個性が豊かで面白い水族館でした





剥製ショーケース




節足動物の魅力は甲冑や義手義足などのプロダクトデザインに通じるものがあるように感じました。



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